星組『Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀/Killer Rouge/星秀☆煌紅』梅田芸術劇場

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タカラジェンヌ全力のコスプレが見られるぞ! ってなことで期待半分不安半分で見てきました。

沼だった。

いや,宝塚という沼には既にどっぷりなんですけど,サンファンっていう沼が…
内容も思ったほど初見殺しではなかったです。

Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀

見る前に

用語解説は見ていったほうがいい

正直,公式サイトにあった用語解説を見た瞬間,めっちゃハードル上がったんですよね。原作があるものを短くまとめるわけだから,当然世界観をあらかじめ説明しておかないといけないのはとてもよくわかるんだけど,それにしても単語が独自世界過ぎて,これ,初見で絶対ついていけへんやつや…。
まぁ話の中で,折に触れて(大体れんたが)解説してくれてはいるんですが,用語解説と,公演プログラムの大まかなストーリーは読んでおいたほうがいいと思います。
ただ,技の説明は読まなくていい
アクションヒーローものによくある,必殺技の名前を叫びながら攻撃する,っていう世界観だけわかっていれば具体的な技名とその効果は理解してなくても別に大勢に影響はないです。ないです。(あきらめた)

公式サイトは見終わってから見たほうが沼が深い

いや,私の持論なんですけどね。第二期が10月から始まるんですって…
ていうか虚淵脚本とかもう沼でしかないやろ…だから近寄らなかったのに…

布袋劇人形の展示は見るべき

キラールージュバージョンの凜雪鴉も展示されています。

撮影したい,じっくり見たい場合はチケットを持っているなら幕間をお勧めします。会場時間の前後はとても…とても混雑しています。

異次元ファンタジー≒コスプレ祭

武侠もの,という解釈をするには違和感がないといえばうそになるけど剣と魔法のファンタジーというわけでもなく(基本は物理攻撃),ただ,衣装はすんごいファンタジー。
舞台装置に細かく上下するLED使って,火の粉が落ちる様子やらを表現していて,それ以外にも映像や光やらをふんだんに使って,大劇場ではできない演出は見ていて面白かったです。特にあの上下するLEDいいね。perfumeならドローンでやりそうな演出だった。

主人公なのに名前出てこない凜雪鴉

凜雪鴉
びっくりするくらい後半にならないと名前が出てこないんですよ凜雪鴉。
ミステリアスというか,さゆみがやるとめちゃくちゃ胡散臭くてとても善人には思えなくて一癖も二癖もある感じがすごくいい。ただスマートなんじゃなくて,すんごい胡散臭い。
結局本職は何で,実は強いのかどうかも全然わからないあたりが主人公なのに…とりあえず口八丁なのはとてもよくわかった。

立ち回りに不向きすぎる丹翡の衣装

丹翡
基本的に剣技がメインの立ち回りにもかかわらずのひらひらお衣装で…いや,あーちゃんは可愛いよ。ほんっとにお人形さんのようでしたよ。
でもね!
いくらファンタジーだからといってこのお衣装で立ち回りはさすがに無理が過ぎるんではないだろうか…そりゃあんな動きやすい恰好してるやつらには勝てないよ…。

ちゃんと次世代ヒーローだった捲殘雲


布袋劇人形見た第一印象は加藤清正だったんですが,動いて喋ったら福島正則でした。一部にしか通じない感想。
狩雲霄(輝咲玲央)に憧れて,裏切られて,でもそれは裏切りではなくて…みたいな,純朴で功名心の強い若者が一皮むけた感じで,このストーリーで書き込みが細かかったうちの一人ですね。
…ていうか琴ちゃんの槍さばきがかっこよすぎた。すんごいうまい。
丹翡に無神経なこと言って頬はたかれたり,なんていうか,強いんだけど女心わかってない役が結構当たるよね。まだ女心をもてあそぶほどの立ち位置ではないのか。野郎とわいわいしてるのが楽しそうな年ごろの役が多いというか。

一番英雄らしかった殤不患

かいちゃんめちゃくちゃかっこよかった。
そして一番強い。
でもって凜雪鴉に目をつけられてすごく不憫(今後も)。
いろいろ謎な存在だったんだけど,実はすごく強くて強いひとだったんだ…! っていうおいしいところ全部持って行った感じ。

いまだかつてないくらい喋るまいける

殘凶(大輝真琴)がなんかこれまでに見た覚えがないくらいとにかく喋る! 動く! 戦う!! っていう序盤でした。
まいけるのええ超えを封印しただみ声で,最後には自決までするっていう…いや,すごく…まいけるがたくさん喋って動いて真ん中で芝居してた…。

今回,悪役sがほかにみっきー,くらっち,えりかというラインナップなので,いっそ歌えよ!! って思ったのは私だけじゃないと思う。なぜ悪役ナンバーがないのだ!!

杏瑠ちゃんの刑亥とか麻央くんの殺無生とか,ほかにもキャラが濃すぎて言葉にならないことがあまりにも多いんだけど,もうほんとこれは「とりあえず動いてるのを見て」としか言えない。
殺無生はあの大きさ(物理)で獲物が二刀でしかも背に背負った二刀だし謎の仮面だし紫だし…盛りすぎ。

見た後に

とにかく1時間半の公演でものすごく濃縮されていたので,これは絶対通しで見たほうが面白いやつ…と思って検索してみたらAmazonでレンタルできるじゃないか…。

Killer Rouge/星秀☆煌紅

MVPはみっきー

今回,人数が減った加減で誰がそれを補ったって,みっきーですよ。もうほんとあっちでもこっちでもそっちでもみっきー。大活躍。
そしてえりか。ぽこちゃんが歌っていた部分を引き継いで歌っていましたが,堂に入ったもので,やっぱ歌うまいもんねぇ…。

紅子,海を渡る

サイトー先生のコメントで,「あのキャラが帰ってきます」とあって,誰や,と思ったら紅子でした。久しぶりの紅子。
大阪なので客席から当たり前のように茶々が入るっていうね…私が見たのは1回公演の日だからよかったけど,これ,千秋楽めっちゃ押すやつやん…。
サンファンバージョンだから,髪飾りに凜雪鴉とおそろいのをつけていたり,海を渡るから衣装が青になったり…そして新キャラとして出てきた愛子と礼子。愛子はまだ押しが弱くて,紅子に押されまくりで…それでも容赦なくいじる紅子(ただし愛はとても感じる)。セリフとしてある「私可愛いでしょ?」も「真ん中で言いなさいよ!」と真ん中に押し出してみたり。
礼子は一方でこなれた感じで(でも足がすごく蟹股…)紅子に対して「三階にも投げキッスして!」の茶々に対して「(礼子に)あんたがやりなさいよ」と言ってみたり。
ただ,心配なのはこの内輪受けが台湾でどうなるか…。

サイトーらしいブラビ

夕渚・湊の二人を引き連れてあーちゃんが懐かしの…タイミングを! ブラックビスケッツですよ懐かしい。
台湾だからこれを足したんだろうけどチョイスが…とてもサイトーらしくて深く頷くしかない。

小劇場仕様というよりは,台湾仕様にちょいちょい変更が入った感じですが,まぁショーはサイトー先生に任せておけば(だいたい)大丈夫だと全幅の信頼を寄せています。こだわりの方向はちょっと斜め向いてるかもしれないけれど,出演者にしっかり見せ場を作ってくれるし。

…思えばこの組み合わせ,小柳芝居に斎藤ショーとかオタクホイホイやん…

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